【出荷式】出西しょうが、今年も地上へ。
2026年7月23日、出西しょうがの初収穫と初出荷が行われました。
この日は、一年の中でも特に暑い時期とされる「大暑」。
収穫が行われたハウス内の温度は、約38度まで上がっていました。
名前どおりの大暑です。
大暑、仕上がっています。
そんな暑さの中、青々と葉を伸ばした出西しょうがが、今年最初の収穫の日を迎えました。
長い間、土の中で育ってきた出西しょうが。
いよいよ地上へ出るときです。

今年最初の出西しょうが、登場
今回収穫したのは、たぐちファームのハウスで育てられた出西しょうがです。
長く伸びた葉と茎を持ち、土の中からゆっくりと引き上げていきます。
すると現れたのは、白くみずみずしい出西しょうが。
ずっと土の中にいたとは思えない白さです。
しっかり育った根茎と、まっすぐ伸びた葉と茎。
出西しょうがの名物でもある、葉付きしょうがの姿です。
葉も立派。
茎も立派。
もちろん、しょうがも立派です。
今年最初の出西しょうがは、みずみずしく、良い仕上がりとなりました。
実際に土の中から姿を現すと、やっぱりうれしいものですね。
出西地区で育ってきた、白くて辛いしょうが
出西しょうがは、出雲市斐川町出西地区で古くから栽培されてきた伝統野菜です。
特徴は、白く、繊維が少ないこと。
やわらかくみずみずしい食感のあとに、キレのある爽やかな辛味が広がります。
見た目は白くて涼しげ。
味はしっかり辛い。
出西しょうがといえば、葉と茎を付けたまま出荷される葉付きしょうがです。
一般的なしょうがのように薬味として使うだけでなく、薄く切って、しょうゆや塩を付けて生で食べることもできます。
脇役として添えるだけではありません。
出西しょうがそのものが、主役になります。
ハウス栽培が1戸から3戸へ
出西しょうがは、これまで露地栽培を中心に育てられてきました。
近年は、猛暑や雨の降り方の変化など、天候が生育に与える影響も大きくなっています。
そこで、天候に左右されにくい安定した生産と、収穫量の確保を目指して取り組んでいるのが、ハウス栽培です。
昨年、ハウス栽培に取り組んだ生産者は1戸でした。
今年は新たに取り組む生産者が増え、3戸になりました。
1戸から3戸へ。
一気に3倍ですね。
ハウス栽培では、水分や日差しなどの栽培環境を管理しやすく、露地栽培よりも早い時期から収穫できます。
栽培方法の選択肢が増えることで、出西しょうがをより安定して届けられるようになります。
新しい取り組みも、少しずつ根付いてきました。
しょうがだけに。
今年の目標は4トン
今年は梅雨の時期にまとまった雨が降り、出西しょうがの生育は順調に進みました。
ハウスで育った出西しょうがも、白くみずみずしい姿に成長しています。
出西しょうが生産協議会では、昨年よりおよそ1.5トン多い、4トンの出荷を目標にしています。
4トン。
数字だけ聞くと、なかなかの重量です。
しかし、出西しょうがは一度にすべてを収穫するわけではありません。
まずはハウス栽培から収穫が始まり、その後、露地栽培のしょうがへと続いていきます。
一株ずつ生育を確認しながら、ちょうどよい時期に収穫します。
土の上から見えるのは、葉と茎。
食べる部分は、土の中。
最後の仕上がりは、収穫してからのお楽しみなんですよね。
今年最初の収穫は、これから続く出荷に向けて、良いスタートとなりました。
夏は、思い切って生で
田口副会長は取材で、
「みずみずしいしょうがが採れましたので、ぜひ生で思いっきりかじって、夏の暑さを吹き飛ばしてもらえたら」
と話しました。
しょうがを思いっきりかじる。
なかなか勢いのある食べ方です。
口の中いっぱいに、出西しょうがの爽やかな辛味が広がります。
想像しただけで、口の中にあの辛味がよみがえってきませんか。
採れたての出西しょうがを見かけたら、ぜひ実際に試してみてくださいね。
薄く切り、しょうゆや塩を少し付けるだけ。
シャキッとしたみずみずしい食感のあとに、爽やかな辛味が広がります。
ひと口食べると、口の中が一気に夏仕様になります。
生のほかにも、しょうゆ漬けや甘酢漬け、天ぷらなど、さまざまな食べ方で楽しめます。
ジンジャーエールにすれば、爽やかな飲み物にもなります。
生でよし。
揚げてよし。
漬けてよし。
飲んでもよし。
出西しょうが、今年もかなり芸達者です。
葉付きの姿で店頭へ
収穫した出西しょうがは、葉と茎を付けた葉付きしょうがとして出荷されます。
白くみずみずしい根茎と、長く伸びた緑の葉。
採れたての新鮮さを、その姿からも感じていただけると思います。
店頭で見かけた際には、名物の姿と、採れたての味をぜひ楽しんでみてください。
出西しょうがの季節、始まります
ハウス栽培の出西しょうがは、9月末ごろまで収穫される予定です。
その後は露地栽培の収穫が始まり、11月末ごろまで続きます。
ハウスから露地へ。
夏から秋へ。
これからしばらく、出西しょうがの季節が続きます。
出西しょうが生産協議会では、生産者同士で栽培技術や経験を共有しながら、品質の向上と安定した生産に取り組んでいます。
出西しょうがをこれからも地域で育て、多くの方に届けていけるよう、生産者一同、力を合わせてまいります。
今年の出西しょうがも、どうぞよろしくお願いいたします。
TSKのニュースがYoutubeにありましたのでご覧くださいね。
出西しょうが、今年も元気に地上へ出てきました。
