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亀が監督、新人が運転。田植えはだいたいこんな感じ

まずはフィールドが “キャラメルフラペチーノ”

畦塗りと荒おこしを終えた田んぼは、
よく混ざったキャラメルフラペチーノみたいな、とろっと滑らか仕上げ。
スプーンですくいたくなるけど、飲めません(土です)。

農家の語彙ではこういう状態を「代かきが決まった」と呼びます。(適当)

小さな列に、これからのごはんが詰まってる

苗、スクスクのち出番待ち

育苗ハウスでは苗たちが静かにスタンバイ中。
葉っぱ3〜4枚、背丈10cm前後。
静かに並んで、風にゆれるだけ。
でも、ちゃんと本番待ち。主役はこの子たちです。

まっすぐ植える。それだけが今日のミッション

新人 × 田植え機 = 緊張しかない

今年デビューの若手が田植え機に乗車。
ギアは最遅、でも手汗は最速。
「カッチャン、カッチャン」と一定のリズムで苗が水面にダイブ。

真っすぐ植えられると、
カエルがポンと跳ねて“いいね”をくれる(親指じゃなくて後ろ脚だけど)。
それを横目に、亀監督が静かに巡回。
何も言わないのが、最大の評価。
無言で合格、それが農の現場。

苗を踏まずにスラローム。プロの足取り

今日のハイライト

  • 田植え機、まっすぐ。新人、ほっと一息
  • カエル、“いいね”ジャンプで現場を盛り上げる。
  • 亀監督、今年もパトロール完遂。黙って見守ってくれている。
  • 私、泥だらけ。スマホ、なぜか田んぼの反対側にいた。
ピシッと並んだ、小さな稲たちのスタート地点

そして、秋にまた会いましょう

フラペチーノだった田んぼは、
これから緑のじゅうたんに、そして黄金の海へ。
茶碗に着地するのは、たぶん4か月後。
そのころまた、亀監督に報告しに行きます。

それではまた、稲が伸びた頃に!🌾🐢

📷 この日の様子はInstagramにもまとめています!

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阿部

プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。農口屋株式会社の取締役の阿部と申します。出西生姜の栽培を担当しており、水稲の栽培やドローンを活用した農業にも取り組んでいます。趣味は車やバイク、釣りで、仕事の合間に心身をリフレッシュしています。

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