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切った生姜を乾かすだけの日が、意外と大事

皆さん、こんにちは!
農口屋株式会社の阿部です。

今日は、「種生姜の乾燥」と「切り口の腐れ防止」について、
ちょっとドラマ仕立てでお届けします。

運命の分かれ道、カット作業

収穫された出西生姜の親株たちは、
定植に向けて、適切なサイズにカットされていきます。

ここはもう、「別れの儀式」

それぞれが、未来の畑で芽吹くために旅立つ瞬間です。

乾燥という名のリハビリ期間

切り口って、生姜にとってはかなり繊細な部分。

ここが湿ったままだと、
すぐに腐ってしまう。

だから私たちは、カット後すぐに乾燥工程へ。

日陰で、風通しの良い場所にそっと並べる。
直射日光はNG。乾かしすぎてもダメ。

まるで生姜のスパなのでは?と思うくらい、
やさしく、静かに、時をかけて乾かしていきます。

なぜ乾燥が大事なのか?

乾燥させることで、切り口に薄い膜ができ、
病原菌の侵入をブロック!

まさに、生姜界のワクチン接種。

こうして、次に植え付けられる日まで、
種生姜たちは準備を整えていくのです。

小さな工夫が、大きな健康につながる

「ただ切って乾かすだけでしょ?」って思うかもしれませんが、

この工程をきちんと行うかどうかで、
その後の生育が大きく変わってきます。

健康な生姜は、切り口から始まる。

というわけで、今日も生姜と向き合った一日でした

今回は、種生姜の乾燥と切り口腐れ防止について、
農口屋株式会社の一コマをお届けしました。

これから植え付け、発芽、そして収穫へと続いていきます。


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阿部

プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。農口屋株式会社の取締役の阿部と申します。出西生姜の栽培を担当しており、水稲の栽培やドローンを活用した農業にも取り組んでいます。趣味は車やバイク、釣りで、仕事の合間に心身をリフレッシュしています。

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